うちの会社では年に2回、能力評価というのがある。上司、同僚、部下などの複数人から、自分の「資質」について評価してもらうという多面評価だ。その時点で、自分が他人からどのように思われているのかの一面がわかる。そして、自己評価と他人からの評価とのズレもわかる。おもしろいような、ある意味大きなお世話のような、なんともいえない評価。
結果を見るたびに、「この弱点をなんとかせねば」などと思うのだが、最近読んだこの本には、全く違うアドバイスが書いてあった。弱点を克服するよりも、自分の強みをのばせ、と。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
マーカス バッキンガム ドナルド・O. クリフトン Marcus Buckingham
日本経済新聞社 2001-12
売り上げランキング : 2509
おすすめ平均
良書!!
真価のほどはわかりませんが。
自己PRに活用できる
本には個別のID番号が印刷されており、これを使って専用のウェブサイトにログインすると、自分の強みとなりうる資質を分析する、オンラインのテストを受けることができる。「Strength Finder」というものだ。
よくある心理テストのたぐいじゃないの、と受け取る人もいるかもしれない。それはそれで良いと思う。ただ、僕の場合は、このテストの結果として提示された自分の5つの「資質」を見て、強く心惹かれるものがあった。今まで意識すらしたことのないような、自分の深層心理にあるものを一本釣りで釣り上げられて、目の前に突きつけられるような、といえば大げさかもしれないが。
テストでは、全部で34ある資質のうち、上位5つを示してくれる。僕の「強み」となりうる「資質」は、次の5つでした。
INPUT/収集心
INTELLECTION/内省
MAXIMIZER/最上志向
LEARNER/学習欲
RESPONSIBILITY/責任感
自分と全く同じ資質の組み合わせを持っている人は、単純計算だと、1/(34*33*32*31*30)で、約3340万人に一人となる。試しにGoogleやYahoo!などで検索してみると(自分の資質をプロフィールとして書いている人がいる)4つまでなら重なっている人はいたが、5つとも同じ人はいなかった。
ちなみに、この本、2冊買いました。理由はcheap memoさんのところのコメント欄参照。
おや。私は
でした。3つかぶってますね。
お。kuroyagiさんに対する仲間意識が大幅アップしましたw
To: tadahito さん
5つの組み合わせが、なんとも特徴的ですね。
仕事内容をちゃんと知ってるワケではありませんが、
今の会社にピッタリな資質なのでは?
Andoさん>
んー、どうなんでしょう。よくわかりませんが、「最上志向」がでたのは、自分としてもうれしかったです。Maxを目指します。
それよりも、Andoさんみたいな「運命思考」「未来志向」にすごくあこがれるんですけど……。