自分の「強み」となりうる「資質」を知る

うちの会社では年に2回、能力評価というのがある。上司、同僚、部下などの複数人から、自分の「資質」について評価してもらうという多面評価だ。その時点で、自分が他人からどのように思われているのかの一面がわかる。そして、自己評価と他人からの評価とのズレもわかる。おもしろいような、ある意味大きなお世話のような、なんともいえない評価。

結果を見るたびに、「この弱点をなんとかせねば」などと思うのだが、最近読んだこの本には、全く違うアドバイスが書いてあった。弱点を克服するよりも、自分の強みをのばせ、と。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
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本には個別のID番号が印刷されており、これを使って専用のウェブサイトにログインすると、自分の強みとなりうる資質を分析する、オンラインのテストを受けることができる。「Strength Finder」というものだ。

よくある心理テストのたぐいじゃないの、と受け取る人もいるかもしれない。それはそれで良いと思う。ただ、僕の場合は、このテストの結果として提示された自分の5つの「資質」を見て、強く心惹かれるものがあった。今まで意識すらしたことのないような、自分の深層心理にあるものを一本釣りで釣り上げられて、目の前に突きつけられるような、といえば大げさかもしれないが。

テストでは、全部で34ある資質のうち、上位5つを示してくれる。僕の「強み」となりうる「資質」は、次の5つでした。

INPUT/収集心

INTELLECTION/内省

MAXIMIZER/最上志向

LEARNER/学習欲

RESPONSIBILITY/責任感

自分と全く同じ資質の組み合わせを持っている人は、単純計算だと、1/(34*33*32*31*30)で、約3340万人に一人となる。試しにGoogleやYahoo!などで検索してみると(自分の資質をプロフィールとして書いている人がいる)4つまでなら重なっている人はいたが、5つとも同じ人はいなかった。

ちなみに、この本、2冊買いました。理由はcheap memoさんのところのコメント欄参照。

4 comments to 自分の「強み」となりうる「資質」を知る

  • おや。私は

    1. 着想
    2. 収集心
    3. 最上志向
    4. 個別化
    5. 内省

    でした。3つかぶってますね。

  • お。kuroyagiさんに対する仲間意識が大幅アップしましたw

  • To: tadahito さん
    5つの組み合わせが、なんとも特徴的ですね。
    仕事内容をちゃんと知ってるワケではありませんが、
    今の会社にピッタリな資質なのでは?

  • Andoさん>
    んー、どうなんでしょう。よくわかりませんが、「最上志向」がでたのは、自分としてもうれしかったです。Maxを目指します。
    それよりも、Andoさんみたいな「運命思考」「未来志向」にすごくあこがれるんですけど……。

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