六本木ヒルズで事故、幼児死亡

By onozawa, on 2004 3月 27

昼飯を買いに出た時、森タワーのメインエントランスのいつもと違う雰囲気に、なんかあったのかな？またどこぞのハリウッドスターでも来てるのかな？とのんきに思っていたのですが。
……ご冥福をお祈りします。
事故のあった自動回転ドアは、朝の出社時、お昼の外出時、夜の退社時、その他もろもろ、僕自身、毎日何度も通過しています。初めてこの自動回転ドアを通り抜けた時には、ちょっとした緊張感を感じたのを覚えています。ちょうど、スキー場のリフトに初めて乗るような感覚。きっと、子どもの頃、エスカレーターに初めて乗ったときも同じような感覚を覚えたに違いない。
でも、毎日のことなので、慣れてしまえばなんてことないし、ちょっとでも扉に触れると、自動的に回転がストップする安全装置もついているので、危険だなんてまったく思ってませんでした。
今日のニュースステーションの報道によると（久米さんお疲れさま）、過去にも幼児が挟まって怪我をしたという事故があったとか。それを聞いて、たしかに、幼児とか体の不自由な方にとっては、もしかしたら難易度の高いドアだったのかもと初めて認識しました。
たまたま風が強かったとか、たまたま挟まれた部位が悪かったとか、たまたま赤外線センサーの感度が悪かったとか、幾多の「たまたま」が重なった結果の事故なのかもしれないので、一概に森ビルを責めることはできない。でも、幼い命が奪われたという事実には変わりがない。
あーー、このもやもやした感じ、どう処理すればいいのかわからない。これから毎日、あのエントランスを横切るたびに、複雑な気持ちになってしまうのかなぁ。