わざわざ指摘する必要はないのでしょうが、大手メディアによる報道という性格上、やはり気になってしまったので。
日米で人気を誇るサーチエンジンGoogleだが、欧州においても約5,500万人の利用者がおり、そのアクティブリーチが47%に達することが米Nielsen//NetRatingsが発表した最新調査結果でわかった。
リサーチの内容自体には特に意見はありません。欧州ではGoogleはすごい人気なのね、という感じのみ。ただ。
欧州でもGoogleが圧倒的な存在感
欧州においても約5,500万人の利用者がおり
リサーチの内容を的確に表現するなら、
欧州ではGoogleが圧倒的な存在感
欧州においては約5,500万人の利用者がおり
と記載すべきなのでは。
欧州以外の地域で、圧倒的にGoogleが優位というリサーチは僕の知る限り見たことがありません。もしそのような事実がないのであれば、「~も」という表現を使うのは読者にあらぬ誤解を与える可能性があります。
関連記事として、アメリカ国内や日本国内でのマーケットシェアを取り上げたものを紹介しておきます。
米国でのサーチエンジンシェア、Googleが39%でトップ – Internet Watch
Yahoo vs Google 戦争の勃発 – エッセンシャルサーチエンジン
自分自身気づかぬうちに、記者の微妙な言葉遣いによって、本質とは別の理解をしてしまってたことがあったかも、という意味で、読み手側の意識を高める必要があるのだろうなと思いました。