おばあちゃん、ありがとね

妻の両親は、僕の家から車で15分くらいの所に住んでるんですよ。そして、妻のお母さんのお母さん、つまり妻のおばあちゃんも、そこに同居してるんですよ。うちの娘から見たら、ひいおばあちゃんですね。

おばあちゃんは足を悪くしてから、家の中にいることが多く、僕たちが娘を連れて遊びに行ったら、満面の笑みで迎えてくれるんです。僕自身、父方のおばあちゃんは僕が生まれる前に他界し、母方のおばあちゃんは僕が生まれてすぐに亡くなり、おばあちゃんという存在をよく知らずに育ったので、義理のおばあちゃんとはいえ、僕にとっては大切なおばあちゃんです。ずっと前におばあちゃんにそのことを話したら、そのときも満面の笑みで応えてくれて、いろんな昔話を聞かせてくれました。

つい昨日も、娘を連れて遊びに行ったんです。けっこう人見知りする娘も、妻の両親やおばあちゃんにはずいぶんと慣れたようで、昨日もおばあちゃんと手をつないだりしてました。いつものように、満面の笑みで娘と手をつないでくれたおばあちゃんでした。

そして、「また来ますねー」と行って別れた2時間後、おばあちゃんは、ふいに他界してしまいました。享年90歳。

娘の遺伝子の8分の1は、おばあちゃんから受け継いだもの。おばあちゃんがいなければ、最愛の娘もいませんでした。おばあちゃん、ありがとう。

……というわけで、今日は葬儀社との打ち合わせ、明日はお通夜、明後日は告別式、その合間を縫って、四半期の初めと言うことで仕事上の雑事があれこれ。忙しいけど、忙しく動いてる分だけ、さびしい気持ちが紛れる気がします。

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