書店で見かけたことはあったのですが、派手な書名を毛嫌いして、あえて読むのを避けていた1冊。東京Tシャツ部くらげさんが「おすすめですよ」って言ってたので、読んでみました。
1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方 儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法 滝井 秀典 PHP研究所 2006-03-21 |
結論から言うと、おもしろかった! アフィリエイトで月○万円稼いでウハウハ、といった類のものとはまったく違いました。むしろ著者は、利益率が極端に低いアフィリエイトはやるべきではないとさえ言い切っています。
売りたいものを用意してから、検索エンジンでの宣伝方法を考えるのとはまったく逆で、検索エンジンで日々検索されている数多くの検索ワードの中から利益につながりそうなキーワードをピックアップし、その後で売る商材を用意するという発想。また、多額のお金をかけてSEOに取り組むよりも、うまく検索ワードさえピックアップできれば、オーバーチュアやGoogleアドワーズなどの広告を利用したほうが、費用対効果が優れているという考察もおもしろい。もっと正確にいうと、広告費の支出分をあらかじめ計算して、それを上回る売り上げがみこめる商材(≒検索ワード)しか扱わない、ということ。
ねらい目の検索ワードの探し方などもかなり詳しく書かれており、「ここまで秘訣を公開してもだいじょうぶか?」とさえ思ってしまいました。けど、だいじょうぶなのでしょう。
実際、どうやってその商材を用意するかはあまり詳しくは書かれていませんでしたが、たとえば、その手の商材を取り扱っている、けれどまだウェブでの通販をしていない会社をみつけて、販売代理店契約を結ぶなどのやり方がありそうです。また、ドロップシッピングなんかをうまーく活用することができれば、かなりの利益率になるんじゃないでしょうか。
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