カーエアコンに使われるフロンのほとんどが、実際は大気中に発散されてしまっているということですね。自動車リサイクル法が施行される今年、この数字がどう変化するのかが見物。
環境省はフロン回収破壊法に基づき、「第2種特定製品」であるカーエアコンからのフロン類の回収量の集計結果を公表した。
その結果、2003年度に回収したカーエアコンの台数は約169万7000台。回収したフロン類の量は約638t。破壊処理のために自動車製造業者等に引き渡された量は420tで、再利用された量は170t。
年間の使用済み自動車の台数は約400万台程度と推測されることから、台数ベースの回収率は約42％程度と推定される。また、自動車の製造当初に充填された冷媒量と回収量を比較すると、冷媒の1台当たりの初期充填量を700gとした場合、フロン類の量ベースの回収率は約23%、破壊率は約15%%u
