内側から見た富士通「成果主義」の崩壊

自分の勤める会社が成果主義という制度を取り入れていることもあり、また、富士通という、端から見ると大規模な安定企業に映る会社の元社員による告発(というより愛のある問題提起か)といった興味本位の部分もあり、通勤電車の中で一気に読み終えた一冊。

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊
城 繁幸

おすすめ平均
成果主義も骨抜きじゃ駄目
個人の願望達成と企業の成果
サラリーマン必読

Amazonで詳しく見る4334933394

自分自身、評価される立場と、評価する立場、両方を経験しているため、成果主義にありがちな罠、問題点など、頭の整理をするうえでも役にたった。幸い僕の場合、上司からのフィードバックも、部下に対するフィードバックも、いずれもお互いが納得するまで話し合うことにしているので、成果主義を取り入れている企業としては及第点なんだと思う。
ただし、成果だけでは測れない業務というのもやはり存在するわけで、客観的ではない、あいまいな評価をせざるを得ないこともある。そういう時は、頭が痛い。結局、顔をつきあわせて、お互いが納得するまで時間をかけて話し合うしかないのだが。

1 comment to 内側から見た富士通「成果主義」の崩壊

アーカイブ