ベランダでできる生ゴミ処理

エコエコ言いながら、ちっともエコ・カテゴリーのエントリーが増えない自分に反省。たまには自分の身の回りのエコを書きつづらねばと思い立ち。
今日は、ベランダでできる生ゴミ処理機を紹介。電気乾燥式でもバイオ式でもなく、我が家では天然の生ゴミ処理機を使ってます。必要なのは、大きめの植木鉢と、園芸用のと、日光。以上。電気もバイオチップの補充も要りません。
きっかけは、豊橋技術科学大学エコロジー工学系生物機能工学研究室のホームページに掲載されていた、簡易生ゴミ処理法。そしてそれを実践されていたゴカイの庭さんの試みの部屋~生ゴミ処理機作りに挑戦!~のページ。
詳細は上記のホームページをご覧いただくとして、簡単に紹介すると、植木鉢に入れた土の中に住んでいる幾多の微生物たちと、日光による適度な熱を利用して、家庭の生ゴミを分解しちゃうという、ごくごくシンプルな生ゴミ処理システムなのです。
家ではかれこれ1年半ほど、この自作生ゴミ処理機を使っています。電気もバイオチップも使わない、自然の力だけを使うというのが、すんごい魅力だったのですね。で、実際やってみたら、とても簡単。毎日の土の撹拌は確かにちょっと面倒ですけど、慣れてしまえばどうってことありません。むしろ、「今日も元気に分解されてるなー」というのを目にできる愉しみもあるかも。
今のところ、直径30センチほどの植木鉢一つ分しか稼働させていないので、家庭の生ゴミ全部を処理するところまではいってません。毎日の茶殻やコーヒーかす、魚の骨、野菜のくずなどをぽいぽい放り込んで、微生物君たちが息切れしそうな気配がしたとこでストップしてます。でも、ゴミの日に出す生ゴミの量は確実に減りましたよ。
一度、妻が僕に黙って古い生クリームを処理したとき、ものすごい悪臭を放ったことがありましたが(^^;)それ以外は臭いはほとんどないですね。毎日捨てる茶殻やコーヒーかすが効いてるのかもしれません。魚の骨の分解には(土の撹拌時に元の形がわからなくなるくらいになるまでは)1週間ほどかかるみたいですが、野菜のくずなんかは2~3日もあれば跡形もなくなってますね。ピスタチオの殻はさすがに分解しづらいようで、3ヶ月くらい原型をとどめたままです……。
コツは、初期に微生物の熟成をしっかりやること、日中に日が十分にあたる場所に設置することと、面倒がらずに土を撹拌してあげること。家は茶色の植木鉢を使っていますが、できれば黒い鉢の方がいいと思います。近々、黒い鉢を購入して2代目を稼働させようかと思ってます。熟成された土は園芸用の肥料として使えるので、最近始めたハーブの栽培にも活用させようと画策中。

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