あいかわらず水滸伝

なかなか冷めない北方水滸伝熱。

六本木の交差点の横断歩道で信号待ちしているとき、こちら側に数十名、あちら側に数十名いるじゃないですか。で、信号が青になった瞬間に、自分の頭の中では、敵の歩兵部隊の隊形(あちら側の数十名のこと)をどうやって崩すかを考えてしまうことが、10回に2回くらいはあります……ということを、最初に水滸伝を紹介してくれた同僚のT君に伝えたら、どん引きされました。

今日もコンビニに行ったとき、切手と葉書を買うだけのつもりだったのに、本の並ぶ棚にちらっと目を向けたときに飛び込んできた「水滸伝」の文字。これも一種のフォトリーディングか。

真説水滸伝 最強の豪傑は誰だ 真説水滸伝 最強の豪傑は誰だ
森下翠 正子公也

茜新社 2008-03-07
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内容は、原典の水滸伝の登場人物である百八人を一人一人紹介するもので(だから北方水滸伝とはちょと違う)、それぞれに人望とか武力とか知性とかの6項目のレーダーチャートがついているのだけれど、最高に気に入ったのが正子公也氏が描く豪傑たちのイラスト!

表紙にも何名か出てますね。女性を肩に担いだこの美青年は誰? なんと、あの、礫の張清&瓊英! イメージ違う!

他に表紙に小さく出てる他の4名は、上から順に、魯智深(これはまあこんな感じ)、呼延灼(双鞭かっけー)、し、秦明??(顔こわい)、楊志(これは見ればわかる。けどちょと違う)の面々。本書中にはあと何名かのイラストが出てます。イメージ通りの宋江や李逵、衝撃の呉用先生や武松など。

元の水滸伝と北方水滸伝はまったく違う創作物なのは承知のうえで、これらのイラストを頭に刻みつけた上で、もう一度、第1巻から読み直したい気がしてきた。

……なお、今回、水滸伝の登場人物の名前を何人か出しましたが、漢字変換が非常に困難で、手書きパレットなどを駆使してようやく出せた文字も多く、もう金輪際、書きたくないと思った。

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