成長のスイッチ

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うちの娘は2歳1ヶ月になるが、彼女の日々の成長を見るのはとても楽しい。首がすわったとか、初めて寝返りしたとか、一人で歩いたとか、そういう肉体的な運動能力の成長を観察するのも楽しいが、僕的には、精神的、という言葉が適切かどうかはわからないけれど、言葉とか仕草とかに関する成長を感じるのが好きだ。
たとえばそれは、「マンマ(食べ物)」「ママ(母親)」「ワンワン(うちの愛犬)」「オトウ(僕)」など、少しずつ語彙が増えていく課程(オトウよりもずっと先にワンワンを覚えたのは、軽くショックだったが、まあいい)。なんとなくだけれど、新しい語彙が増える瞬間は、ある日突然やってくる気がして、そういうのを、娘の脳の中でまたひとつ新しいスイッチが入った、と個人的に呼んでいる。
最近だと、僕が口ずさむ子守歌に合わせて、ある日突然、娘も歌い出した。歌うと言っても、わけのわからない音が口から連続して発せられるだけなのだが、明らかに歌おうとしているのがわかる。大きな古時計という歌だと、「チックタックチックタック」のとこでは、しっかり、「チッ、ター、チッ、ター」とか言ってる。なにかのスイッチが入ったのだ。
上の写真は、今日のもの。僕の知ってる限りでは、今までなら積み木を積み重ねるなんて、せいぜい3〜4個が限度だったのに、ふと見たら、娘自身の背丈と同じくらいの高さにまで積み上げて、有頂天になっていた。いつの間にそんなスイッチが入ってたのだ、娘よ。

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