Yahoo!検索とGoogle検索、どっちがすごいか

日本市場においては、欧米で大人気のGoogle検索ではなくてYahoo!検索の方がシェアが多いという話題については、今までに何度もメディアに取り上げられていますが、スラッシュドットはてなブックマークに寄せられているコメントを読んでも、なぜそうなのかという決定的な理由はいまだに見当たらないような気がします。一昔前だったら、インデックスされている情報量の多さを競っていた時期もありましたが、今はそんな時代でもないでしょうし。
本来であれば、純粋に両者の検索結果の良し悪しで比べるのが良いのでしょうけど、これをまじめに調査するのには非常にコストがかかります。特定のキーワードで検索して、どっちがいいどっちが悪いというのは簡単ですが、総合的に判断するためには、あらゆる年代、性別、趣味嗜好の人をたくさん集めて、ヘッドからテールまでさまざまなキーワードで検索させてみて、どっちの検索エンジンが自分を満足させてくれたかを一つ一つデータ化し、集積して、なんか複雑な計算(wをして、スコアをつけなければなりません。
当然、国や言語によって点数はばらばらでしょうし、日本人・日本語に限定したとしても、年齢や性別によって、どちらが優れているかというスコアは変わってくるかもしれません。
僕の知る限り、日本でこのような調査を公的に行っている、かつ、その結果を公表しているところは、たぶんないと思います。誰か、やってくれませんかね……。
で、検索結果の良し悪しが誰にも公平に判断できないとなると、あとは、画面のデザインの好みだとか経営者に対する印象だとか検索以外のサービスのできばえとか、周辺のいろんな事情が加味されてきて、最終的に、どっちが優れているのかという印象は、個々人の好みの問題になってきちゃう気がします。
30代後半より上の年代であれば、昔、テレビコマーシャルで流れていた、「ペプシチャレンジ」を覚えている方もいるかもしれません。目隠しした人に、ペプシとコカコーラを飲ませて、どっちがおいしいと思うかを聞いたら、ペプシが圧倒的勝利。危機感を感じたコカコーラが、研究を重ねて編み出した、ペプシよりおいしい「ニューコーク」が、昔からのコークファンに総スカンを食らったというオチつき。(コーラ白書 用語集などが参考になります。)
それなりのクオリティを満たしてしまったら、あとはブランドイメージの問題になっちゃうんでしょうかね。

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ヤフー・ジャパンはなぜトップを走り続けるのか 吉村 克己

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