フレッシュリーダーのススメ

RSSリーダー、何を使ってますか？
世にはさまざまなRSSリーダーがあり、僕もかつてはいろいろと試してみたことはありますが、最終的に落ち着いたのはBloglinesでした。ウェブアプリ型のRSSリーダーで、自分の読みたいサイトリストや、どのエントリーを読んだかという既読・未読データが、「ウェブ進化論」的にいうと「あちら側」にすべて保管されます。なので、自宅や会社や出先のネットカフェ、どこからアクセスしても、常にその時点での未読データだけを表示してくれます。
自分のパソコン、つまり「こちら側」にサイトリストを持つタイプのRSSリーダーだと、自宅や会社など自分が使うそれぞれのパソコンにサイトリストを持っておく必要があり、また、自宅で一度読んだ記事が、会社のパソコンでまた未読エントリーとして表示されたりします。
そんなわけで、長年愛用してきたBloglinesですが、今年の1月に登場した「フレッシュリーダー」のβ版を試してみて、その使い勝手のよさに感動し、即日乗り換えてしまいました。
「軽くて超便利な RSSリーダー、フレッシュリーダー」
データを「あちら側」に置く点では同じなのですが、RSSリーダーを自分のサーバーにインストールして使うという、つまり「自分だけのあちら側」に置くのが最大のポイント。これにより、Bloglinesに比べると、動作がさくさく機敏で心地よいのです。僕の場合、このブログを置いてあるレンタルサーバーに専用のディレクトリを作って、そこにフレッシュリーダーをインストールして使っています。複数人での利用ももちろん可能ですが、僕のサーバーにあるフレッシュリーダーを使うのは今のところ僕だけなので、軽くて当然です。専用サーバーを使っている人なら、さらに快適だと思います。
サイトリストの引っ越しも、OMPLという形でBloglinesからリストをダウンロードし、それをフレッシュリーダーに読み込ませるだけ。一瞬で引っ越し完了でした。ごめんねBloglines。今までありがとうBloglines。
不便な点はひとつもないのですが、あえて挙げるなら、僕の場合は他の人とサイトリストを共有しているわけではないので、どのサイトについても「購読者数　1名」と表示されてしまうこと。Bloglinesだと、そのサイトを他に何人の人が購読しているかが見えて、それなりに楽しめます。とはいえ、僕にとっては必須の機能ではないので、やっぱり今のところ不満点はナシ！
今回、βが取れて1.0が発表になりました。基本的には有償なのですが、ユニークなことに、「ブロガーのみなさんにはライセンスを無償で配布します」という太っ腹。僕がこうしてフレッシュリーダーについて長々と語っているのも、ブロガー向けの個人ライセンスを無償でもらいたいという動機が半分くらいなわけです(笑) 残りの半分は、本当に便利なRSSリーダーなので、この便利さを誰かに伝えたいという純粋な気持ち。
そんなわけで、自分でサーバーをいじれる人は、ぜひ一度お試しください。