一澤帆布、兄弟間の争いで製造販売を当面ストップ

不覚にも今日まで気がつかなかったのですが、京都の人気かばん工房(僕の妻も愛用)である一澤帆布が、兄弟間の遺産争いによって、たいへんなことになっているそうです。

人気ブランドかばんの「一澤帆布(いちざわはんぷ)工業」(京都市東山区)で前会長の三男・一澤信三郎社長が解任され、信三郎氏は24日、別のブランド名でかばん製造を始める方針を表明した。従業員の大半が既に同氏とともに同社を離れており、「一澤帆布」ブランドの製造販売は当面ストップする見通し。

一澤帆布のオフィシャルサイトでは、すでに製品紹介は消え、「一澤帆布加工所スタッフからのお知らせ」という、今回の騒動についての、前社長の一澤信三郎氏、および信三郎氏を支える方々からのメッセージのみが掲載されている状況です。
一連の報道、および、ネットでの情報を見る限り、長年にわたって一澤帆布を支えてきた三男の信三郎氏が、ほとんど会社の経営にはタッチしていなかった長男と四男によって、突然に会社を追い出された、という図式のようです。
数々のステキなカバンを世に排出してきたブランドだけに、こんなことで「一澤帆布」の名前が事実上消えてしまうことは残念きわまりないことです。信三郎氏、および工房のスタッフの皆さんの再起を期待したいと思います。

1 comment to 一澤帆布、兄弟間の争いで製造販売を当面ストップ

  • 法律は万能ではない。[一澤帆布事件]

    一澤帆布は高品質な帆布製バッグで知られるメーカー。というより、最近は、雑誌などで頻繁に取り上げられお洒落なブランドとして認知されています。
    その一澤…

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