テレビとネット

傍観者として。

東京放送(TBS)との経営統合を提案している楽天は10月26日、TBS株式を買い増し、保有比率が19.09%になったと発表した。同日会見した楽天の三木谷浩史社長は「どうして買ってはいけないのか分からない」と市場ルールにのっとった行為だとし、「15%よりは19%のほうが成功の可能性が高くなる」と理由を説明した。買い増しはしないよう要請してきたTBSの反発は避けられず、両社の全面対決になる可能性が高まった。

「どうしていけないのか」の言葉だけを一人歩きさせようというような記事の書き方ですね。個人的な感想としては、市場で自由に売買されている株なわけですから、誰がどれだけ買おうが、三木谷さんの言うとおり、買い主の自由なんじゃないのという気はします。
ま、既得権の温存だとか、敵だ味方だと、そりゃいろんな複雑な思いが絡み合うわけで、一筋縄ではいかないのでしょうけど。
それより、ネットとテレビの融合というのが、いまいちピンと来てません。三木谷さんのことだから、マスコミにはまだ言っていない、いろんな施策を胸に秘めているのかもしれませんが、単純に、テレビの方の視聴者をネットに流して、楽天ポイントを増やそうとか、そういうのを目指してるのだったら、がっかり。
いまや、すべての大手新聞社が、がっちり大手テレビ局と、二人三脚で動いている姿を見ると、いずれ、すべての大手テレビ局が、どこかのネットサービスと組むような時代がやってくる可能性もないわけではないな。楽天がTBSなら……フジはライブドアと思いきや、意外とUSENとCA連合とがっぷり、テレビ東京はNikkei.netががんばり、テレ朝が実はヒルズつながりでライブドア、日テレは第2日テレが成功してなんとなく生き残る。
そんで最後の最後に、特定一社と組むことを選択せずに超サイヤ人化したG社かYJ社が、特大元気玉をぶっ放す。
希望的観測と言うことで。

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