昔の同僚であり、大切な友人である湯川カナ氏が、また本を出しました。
情熱とサッカーボールを抱きしめて 湯川 カナ フィールドワイ 2005-05-25 |
スペインサッカー史上初めて、ナショナルリーグの監督に就任した日本人女性、佐伯夕利子さんの半生を綴った一冊です。
ナショナルリーグの監督就任、それがいかにすごいことなのか。本書の一部を抜粋してみます。
スペインにおけるフットボールが、これまで説明したように国技ともいえる地位にあることを考えると、日本でなら野球に喩えるのがもっともふさわしいだろう。
たとえば社会人チームの監督に、日本ほど野球が盛んでない国 - ペルーでもポーランドでもセネガルでも、あるいはスペインでもどこでも良いが - 出身の女性が就任する。そんな可能性が、いったいどれだけあるだろうか?
たしかに、想像できない。そんな偉業を成し遂げた、佐伯夕利子さんの「強く熱い生き方」が詰まった本でした。(「熱い」の部分は、著者の湯川氏の筆の「熱さ」も多分に加味されていますけど。)
こちらのページでは、本書の内容の一部を立ち読みすることができます。
http://www.dreamfield-y.com/soccerball/index.html