昨夜の「ガイアの夜明け~私が子供を産めたわけ」がおもしろかった。
おもしろかったといっても、役にたったとかためになったとか、そういうのではない。育児休暇を取る男性社員に対する、周りからの「負の圧力」のすさまじさが興味深かった。
業務の引き継ぎをあからさまに不快な表情と言動で受ける女性社員、「キミの復職後のキャリアが心配」とか言いながら、部下の休暇を快く思ってないのがみえみえな上司。確かに前例がないとなると、周りの人のとまどいも大きいのかもしれないが、本人が悩んだ末とった行動なのだから、周りも快く送り出してあげろよ、と。
上司など、育児休暇中の男性社員を会社に呼び出して、「最近どーよ」みたいな現状説明させたりしていたけど、それもどうかと。育休中は育児に専念するのが一番の仕事であって、本を読めとかビジネス感覚を鈍らせるなとか、そんなのは上から言われなくても、本人が一番良くわかってんじゃないのかな。ましてや、たいした用もないのに、会社に呼びつけるなよ。
まぁ、実際に自分の身の回りでこういうことが起こったら、自分がどういう行動や態度になるかはわかりませんが、気持ち的には、「半年間は仕事のことを忘れて、子育てに専念しろ。そして、その体験を通して、今しか得られない貴重ななにかを学んできなさい。」くらいな事は言ってあげたい。