発明は必要の母

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誤字ではありません。最近読んだ本に書いてあった一言です。「発明は必要の母」である。

もともと、必要とされているからこそ、新しい技術が発明されるわけであり、たとえば、新製品や新サービスを企画するときにも、事前にマーケティングデータを大量に収集して、顧客のニーズを把握してから、それを解決する方法を考えることが多いわけです。これは「必要は発明の母」です。

けれども、もともと必要とはされていなかったにも関わらず、ある発明をすることで、それが結果的に、顧客の生活に必要不可欠になってしまうこともあります。書籍で紹介されていたのは、ウォークマン。僕は、ウォークマンがなかった時代を明確に覚えている世代ですが、なかった時は別に不便を感じたことはなく、でも、今となっては、外出時にiPodを肌身離さず携帯しています。

広義で言えばインターネットという技術も今や必要不可欠で、それなしの生活は不便でしかたないと感じますし、もっと狭い個々のサービス単位で見ても、Mixiというサービスがなかった頃はなんとも思わなかったのに、今では考えられない。SNSがもともと顧客に必要とされていたというよりは、それが広まって初めて、生活に必須のサービスになっていったと考えるのが自然だと思います。(ただし、SNSがウォークマンのように、今後何十年にもわたって、大衆にとっての生活必需品であり続けるかどうかは、僕にはわかりませんが。)

人によっては、ネットオークションの存在がそうだったり、デジカメの存在がそれだったりするかもしれません。

そういう、もともと存在していなかったニーズを、発明によって作り出すという思想にあこがれる反面、もともとそれがなくても普通に生活できていたようなモノやサービスを「これがないと生きていけない」と信じつつ生きていかなければならないのかもしれないという、一種の怖さも同時に感じます。

逆説思考 自分の「頭」をどう疑うか
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このページは、tadahitoが2006年9月26日 00:19に書いたブログ記事です。

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